夏本番前に知っておきたい|愛犬の暑さ対策【3つのポイント】
だんだんと気温や湿度が上がり、 わんちゃんにとっても過ごしにくい季節が近づいてきました。
「暑そうだから何かしてあげたい」 そう感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
暑さ対策といっても方法はさまざまですが、 今回は **「トリミング」「食事」「環境」**の3つの視点から、 無理なくできる対策をご紹介します。
すべてを完璧に行う必要はありません。
できることから少しずつ取り入れて、 愛犬が快適に過ごせる環境を整えていきましょう。
そのカット、本当に涼しい?犬のサマーカットの正解
だんだん気温が上がってくると、 「うちの子、暑そうだから短くしてあげたい」 と感じる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
実際、この時期はサマーカットのご相談も増えてきます。
ですがここでひとつ、よくある誤解があります。
それは「短くすればするほど涼しくなる」という考え方です。
実は、必ずしもそうとは言えません。
■被毛には“体温を守る役割”がある
わんちゃんの被毛は、ただの飾りではなく 暑さや寒さから体を守る役割を持っています。
特にダブルコートの犬種は、 被毛が断熱材のような働きをしており、 外の熱から体を守ってくれています。
そのため、極端に短くしすぎてしまうと
・直射日光の影響を受けやすくなる
・体温調節がうまくできなくなる
といったリスクも出てきます。
■サマーカットは“その子に合った長さ”が大切
では、サマーカットはしない方がいいのでしょうか?
答えは「その子に合わせて調整するのが正解」です。
毛量が多くて蒸れやすい子や、 毛玉ができやすい子は、適度に短くすることで お手入れがしやすくなり、快適に過ごせることもあります。
一方で、極端に短くする場合は 直射日光の影響を受けやすくなるため、 お散歩時などは薄手のお洋服を着せるなどして 調整してあげると安心です。
また、お洋服を着せることで アスファルトからの照り返し対策にもつながります。
大切なのは「とにかく短く」ではなく、 その子の毛質・生活環境・過ごし方に合わせて バランスを見てあげることです。
■迷ったときはプロに相談を
・どこまで短くしていいかわからない
・暑さ対策として正しいのか不安
そんな時は、ぜひトリマーにご相談ください。
見た目の可愛さだけでなく、 その子が快適に過ごせることを第一に考えて ご提案させていただきます。
暑い季節を少しでも快適に過ごせるように。
その子に合ったトリミングで、無理のない暑さ対策をしていきましょう。
夏バテさせない!犬の食事と水分補給のコツ
気温や湿度が上がってくると、
「なんだか食いつきが悪い気がする」
「ごはんを残すことが増えた」 と感じることはありませんか?
わんちゃんも人と同じように、 暑さによって食欲が落ちることがあります。
そんな時期だからこそ、 食事と水分補給の工夫がとても大切になります。
■食欲が落ちるのは自然なこと
まず知っておきたいのは、 夏に食欲が少し落ちるのは珍しいことではない、ということです。
無理に食べさせようとするよりも、 その子の様子を見ながら、 負担の少ない形に調整してあげることが大切です。
■食べやすくするちょっとした工夫
食欲が落ちているときは、 いつものごはんに少し変化をつけてあげるだけでも違います。
例えば
・ぬるま湯でふやかして香りを立たせる
・トッピングを少量プラスする
・少し冷ましてから与える
など、無理なく食べやすくする工夫がおすすめです。
※冷たすぎるものはお腹を壊す原因になることもあるため、 与えすぎには注意しましょう。
■水分補給は“意識して増やす”がポイント
夏場は、思っている以上に水分が不足しがちです。
新鮮なお水をいつでも飲めるようにするのはもちろん、
・複数箇所にお水を置く
・お散歩の後にしっかり飲ませる
など、飲む機会を増やしてあげることも大切です。
また、フードをふやかしたり、 水分を含む食事を取り入れることも 無理なく水分補給につながります。
さらに、ウエットフードやペーストタイプのおやつも 水分補給に役立ち、消化にもやさしいため、 食欲が落ちている時期には取り入れやすい方法のひとつです。
■無理せず、その子のペースで
「しっかり食べさせなきゃ」と思うあまり、 頑張りすぎてしまう飼い主さんも少なくありません。
でも、夏は少しペースが落ちるのも自然なこと。
元気や体調に大きな変化がなければ、 焦らず、その子に合わせて整えていきましょう。
暑い季節も、無理のない食事と水分補給で。
愛犬が少しでも快適に過ごせるよう、できることから取り入れてみてくださいね。
エアコン何度が正解?犬のための夏の室内環境
暑さが本格的になってくると、 お部屋の環境づくりもとても大切になってきます。
「エアコンはつけっぱなしがいいの?」
「何度に設定すればいいの?」
と迷う飼い主さんも多いのではないでしょうか。
わんちゃんが快適に過ごすためには、 温度だけでなく“環境全体”を整えてあげることがポイントです。
■エアコンは“無理せず使う”が基本
夏場は、エアコンの使用を我慢しすぎないことが大切です。
一般的には25〜27℃前後を目安に、 その子の様子を見ながら調整してあげましょう。
・ハアハアと呼吸が荒くなっていないか
・ぐったりしていないか
などをひとつの目安にすると分かりやすいです。
■留守番中こそ環境づくりが重要
特に注意したいのが、お留守番中の室内環境です。
人がいない間は温度の変化に気づきにくいため、 エアコンはつけたままにしておく方が安心です。
また、万が一に備えて ・直射日光が当たらないようにする
・風の通り道を作る
・涼しい場所に移動できるようにする
などの工夫もしておくとより安心です。
■特に暑さに注意が必要なわんちゃん
中でも、以下のようなわんちゃんは 特に熱中症のリスクが高いため、注意が必要です。
・鼻が短い犬種(いわゆる鼻ぺちゃの子)
・肥満気味の子
・シニア犬
・活動量が多く、興奮しやすい子
これらのわんちゃんは体温調節が苦手だったり、 体に熱がこもりやすい傾向があります。
そのため、一般的な室温の目安だけでなく、 よりこまめに様子を見てあげることが大切です。
■車内での短時間の留守番にも注意
「少しの時間だから大丈夫」 と思ってしまいがちな車での留守番ですが、 夏場の車内は短時間でも急激に温度が上がります。 そのため、ほんの数分でも 熱中症のリスクが高く、非常に危険です。
「これくらいなら大丈夫かな?」という油断が 事故につながることもあるため、 わんちゃんを車内に残して離れることは避けましょう。
■“涼しい場所を選べる”工夫を
わんちゃん自身が快適な場所を選べるようにすることも大切です。
・ひんやりマットを置く
・床で寝られるスペースを確保する
・ベッドの位置を調整する
など、いくつか選択肢を用意してあげることで、 その子に合った過ごし方ができるようになります。
■暑さ対策は“やりすぎない”も大切
暑さが心配になると、つい冷やしすぎてしまうこともあります。
ですが、冷えすぎも体調を崩す原因になるため、 外との温度差が大きくなりすぎないように バランスを見てあげることが大切です。
暑い季節も安心して過ごせるように。
その子に合った環境づくりで、無理のない暑さ対策をしていきましょう。
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