暖かくなる季節に増える わんちゃんの皮膚トラブルと予防ケア
春から初夏にかけて、トリミングサロンでは
「最近よく体をかいている気がする」
「皮膚が少し赤い気がする」
「涙や目ヤニが増えた」
といった相談が増えてきます。
わんちゃんの皮膚トラブルは一年中起こる可能性がありますが、 実は暖かくなる季節は特にトラブルが起こりやすい時期でもあります。
気温や湿度の変化に加え、花粉や黄砂などの影響もあり、 皮膚にとっては刺激の多い季節になるからです。
今回は、春から夏にかけて増える皮膚トラブルの原因と、 わんちゃんの肌を守るための予防ケアについてお話しします。
春は皮膚トラブルの原因が増える季節
暖かくなると、わんちゃんの皮膚環境も大きく変化します。
まず一つは、気温と湿度の上昇です。
湿度が高くなると皮膚が蒸れやすくなり、細菌や真菌が増えやすい環境になります。
特に
• 脇の下
• 内もも
• 指の間
• 耳の中
など、空気がこもりやすい場所はトラブルが起こりやすくなります。
さらに春は、 • 花粉 • 黄砂 • PM2.5 など、空気中の刺激物が多く飛ぶ季節でもあります。
散歩のときにこれらが被毛や皮膚に付着し、 かゆみや赤みなどのトラブルにつながることもあります。
特に影響を受けやすいのは
• 足先
• お腹
• 顔まわり
• 目の周り
など、外気に触れやすい部分です。
ノミ・ダニが活動し始める季節
暖かくなると活発になるのが、ノミやダニです。
一般的に、気温が13℃前後を超える頃から活動が活発になると言われています。
散歩中の草むらや公園などで付着し、 皮膚トラブルの原因になることも少なくありません。
ノミやダニはかゆみだけでなく、 皮膚炎や感染症を引き起こすこともあるため、 予防がとても大切です。
また、トリミングサロンは多くのわんちゃんが利用する場所でもあります。
感染を広げないためにも、日頃からの予防を心がけることが重要です。
おうちでできる皮膚トラブル予防
日常のちょっとしたケアでも、皮膚トラブルの予防につながります。
たとえば、散歩から帰ったあとに 足先やお腹を軽く拭いてあげるだけでも、 花粉や汚れを落とすことができます。
また、ブラッシングをすることで 被毛に付いた汚れや抜け毛を取り除くことができ、 皮膚の通気性も良くなります。
寝床やブランケットなど、 わんちゃんが長時間過ごす場所を清潔に保つことも大切です。
こうした日々のケアを積み重ねることで、
皮膚トラブルのリスクを減らすことができます。
トリミングサロンでできる皮膚ケア
リミングサロンでのお手入れは、 見た目を整えるだけでなく、皮膚環境を整える役割もあります。
まず、わんちゃんの肌に負担をかけないよう シャンプーや使用するツールを選ぶことが大切です。
その子の皮膚状態や被毛の特徴に合わせて、 刺激の少ないシャンプーを使用したり、
肌への負担を最小限に抑える方法でお手入れを行います。
また、ブラッシングやシャンプーの工程の中で 抜け毛をしっかり処理することも重要です。
抜け毛が溜まったままだと、 皮膚が蒸れやすくなりトラブルの原因になることがあります。
さらに、シャンプー後には 保湿ケアを行うことで皮膚のバリア機能を整えることもできます。
乾燥した皮膚は刺激を受けやすくなるため、 適度な保湿は皮膚トラブルの予防にもつながります。
トリマーは全身に触れながらお手入れをするため、 小さな皮膚の変化に気づきやすい立場でもあります。
「少し赤みがある」
「ここをよくかいている」など、
気になる点があれば飼い主さんにお伝えすることで、
早めのケアにつなげることもできます。
季節に合わせたケアで皮膚トラブルを防ぐ
春から夏にかけては、
• 気温や湿度の変化
• 花粉や黄砂
• ノミ・ダニの活動 など、
わんちゃんの皮膚にとって刺激の多い季節です。
そのため、普段よりも少し意識して 皮膚ケアをしてあげることが大切になります。
おうちでのケアと定期的なトリミングを組み合わせることで、 皮膚トラブルを予防しやすくなります。
わんちゃんが快適に過ごせるよう、 季節に合わせたケアを取り入れてみてください。
気になる症状や変化があれば、 トリマーや動物病院に相談することも大切です。
小さな変化に早く気づくことが、
わんちゃんの健康を守ることにつながります。
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